東京オリンピック楽しみですね。
先日 あるレストランで食事をしていたところ、近くの席に座っている方が東京オリンピックのことで盛り上がっていました。
東京五輪に向けて景気がさらに良くなると良いですね。
歯科医師 原田幹夫が書籍『えっインプラントって痛くないんだ』を出版してから、インプラント患者さんが増えています。
治療完了後のアンケートでは、インプラントに躊躇していたのですが 本当に痛くなく治療をしていただいた、これならもっと早く治療すればよかった、など喜びの声をいただいております。
良かったです。おほめの言葉をいただきありがとうございます。
一時期インプラントを始める歯科医師が急に増えました。
しかし、残念なことに一部の歯科医師が質の低い仕事をしたことがあります。
結果的に影響を受けるのは患者さんなので困ったことです。
質が低いというのは様々です。
(1)治療のクオリティが低い。
治療のクオリティが低いといっても様々ですね。
ここには書きませんが。
(2)消毒、滅菌がいい加減
(3)口の中が汚れているのにそのままインプラントする。
汚れているとは、歯を磨いてない、歯石がついたままといったことです。
口の中が汚ないのにそのままインプラントするなんて「えっ!?そんな?」と思うかもしれませんが、意外とこういうことはありえます。
つまり、歯が抜けているからインプラントってそんな簡単なものではないのです。
以前、スウェーデンでインプラントの研修を受けたときにこんな話がありました。
インプラントをすることが決まり、治療室のテーブルには滅菌した布を敷き万全の準備をしていたそうです。
しかし、患者の口の中にはプラークだらけ。
こんな状態でインプラントの手術をしたらどういうことになるでしょうか?
歯周病にかかっていて歯肉に触れただけで出血する状況なのに、メスを入れたら大出血してしまいます。
血まみれの中でインプラントしようと思っても、術野が見えないので時間はかかるは、見えない中での不安な中での手術をしなければならないはとロクなことがありません。
また、プラークつまり菌が術野に入れば感染が起こりやすく、術後に痛みが続いたり腫れがひかなかったり、もうインプラントなんて2度としたくないということになりかねません。
しかし、これはインプラントしたから痛くなった、腫れたというものではありません。
事前に口の中が汚い状態で手術したから痛んだり、腫れたりしたのです。
実際、原田歯科クリニックでのインプラントでは、出血がきわめて少ないので術野が明瞭に見えるので手術時間がとても短いです。
実際、以前 インプラントの研修用の動画をプロに依頼して撮影したのですが、あまりにも早く終わってしまったので、編集のしようがなくとても困ったそうです。
また、術後に痛んだり腫れたりということが少ないことは患者さんが術後に書いてくれるアンケートが電話帳の厚みくらいあるのが何よりの証拠です。
先ほどのスウェーデンのある病院でのインプラント治療ですが、その日はインプラントは中止したそうです。
そして次のことを時間をかけて説明したそうです。
なぜこの状態でインプラントをしたらいけないのか、もしインプラントを強行したらどんなことになるのか、今後インプラントを入れてその後の予後を良くするにはどうしたら良いのか。
さすがにスウェーデンだと思いました。
良いことは良い、良くないことは良くないをはっきりさせる。
手術をしたらいけないと判断したらたとえそれまで入念に準備をしてもキャンセルする。
エビデンスがあることはやるが、ないことはやらない。
もし、これが日本の医院だったら、せっかくスタッフが時間をかけて準備をしてくれたし、麻酔医も呼んだし今さら何もせずに帰ってもらうと申し訳ないということで手術を強行してしまうかもしれませんね。
あなたは最低のインプラントと快適で成功率が高いインプラントどちらを選びますか?