原田歯科クリニックでは、多くのケースで必要最小限の歯ぐきの切開でインプラントを入れています。
そのほうが術後の痛みや腫れが少ないからです。
しかし、骨の量が少ない場合は、しっかり開けてインプラントします。
しっかり開けてきちんと術者の目で顎の状態を確認してインプラントを入れる、
これが確実だからです。
確実な方法を選択すれば、治療時間も短くなり、その結果術後の痛みや腫れも少なくなります。
以前あった事例を紹介します。
術前のCTレントゲン写真で骨の量がかなり少ないことが判明しました。
このように骨の量が少ない場合は、いくつかの選択肢があります。
ひとつはGBRとも呼ばれる骨造成法、またはスプリットクレスト法と言って骨を押し広げながらインプラントを入れる方法です。
この事例では結果的にどちらの方法もしないで済みました。
CTレントゲンは確かに有効な方法ですが、100%信用できるわけではありません。
事前にCTで骨の量が少ないように見えても、実際に歯ぐきを開いてみると予想以上に骨の量が十分にあったといったことは何度も体験しています。
この事例でも無事に標準サイズのインプラントを2本埋入することができました。
初期固定も良好で処置は30分で終わりました。
このようにケースに応じて柔軟に対応しています。