上の奥歯が抜けている方で骨の量が少ない、
ただし5ミリくらいはあるという方がインプラント処置を行なう場合、
サイナスリフトのような大掛かりな処置は必要ありません。
通常のインプラントの根の長さは8ミリから10ミリあれば良いのですから、
骨の量が5ミリしかないならあと3ミリか5ミリ骨の量を増やせばよいのです。
この時に使う手法がソケットリフトとかクレスタルアプローチと呼ばれるものです。
これは歯が抜けているところの歯ぐきからアプローチする方法なので低侵襲で術後の痛みや腫れはとても少ないです。
以前はマレットで追打していたのですが、技術の進歩により最近では専用のキットについている器具を低速回転で使用することにより、安全確実に処置ができるようになりました。
その器具とは CAS KIT (キャスキット)です。
これはアメリカのペンシルバニア州の工場で作られているものでカラーコード分けされているので、使いやすく また器具を消毒管理するスタッフにも好評です。
この処置は当クリニックでは頻繁に行っております。
以下に実際の患者さんでの事例を紹介いたします。