米国の大学に所属する日本人歯科医師が開発したインプラントの光機能化ですが、千葉市若葉区の桜木消防署近くのピュアスマイル原田歯科クリニックでも、2014年2月から実施しています。なぜ話題になった時にすぐに導入しなかったかというと、それは、新しいものにはすぐに飛びつかず、安全性と有効性が確認されてから導入するという当医院の方針によるものです。
今回導入したものは、初期の製品の改良版と言えるもので、光機能化によるインプラント表面の性状の改善、消毒が6分間という短時間で達成できるのが特徴です。また、値段自体もまだまだ決して安いとは言えませんが、旧製品に比べればかなりコストダウンされており、インプラントの施術価格に転嫁しなくてすむ金額で導入することができました。
これは興味深いことなのですが、インプラントが出荷されてからの推奨使用期限は、国によって異なっております。例えば、同じメーカーの同じインプラントでも、日本、アメリカ、韓国で推奨使用期限が異なります。しかし、この光機能化の技術を使えばインプラントを出荷時と同じレベルのクリーンな状態に戻すことができ、顎骨との付きも改善されます。これは言い換えればインプラントの成功率が改善されることを意味します。
また、以前はHA(ハイドロキシアパタイト)でコーティングされているインプラントは光機能化する必要がないと言われてましたが、必ずしもそうでもないようです。今後も皆さまにとって正しく有益な情報をお届けしていきます。