よくあるご質問
インプラントについてよくあるご質問をまとめました
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信頼できる歯科医院を見つけるには、どうしたら良いですか?
「インプラントセンター」という看板を掲げていたり、Website に出している医院があります。しかし、その中にはインプラントを年間一桁しか入れてない医院が客寄せのためにやっているケースもあります。
原田歯科の近くの某医院の院長と直接話す機会があったので聞いたことがあります。そこも医院前の看板にでっかく「インプラントセンター」と掲げているので、聞いてみたら、あれは客寄せのために出しているのであって実際は年間に数症例しかやってないと白状しました。
では、一般の方がそれをどう見破るか?
私だったらこうやるという方法を提示させていただきます。
症例数を聞いてみる
ただし、行ったこともない医院にいきなり電話や電子メールで問い合わせたら一体何なの?ということになりかねないので、(当医院では、全く来院したことがない方がいきなり症例数を教えてくれと問い合わせがあったら、「それは何かのアンケートですか?」と質問しています。そもそも当医院のホームページにはインプラントに関する情報が満載なので、あまりこういう質問は受けたことはありませんが)ここはコミュニケーションの基本に戻って、まずは人間関係作りからやります。
雑談から入って共通点探しからスタートし、だんだんと本丸へですね。話が進んだところで、「ところで、先生の医院では1年に何本インプラントをやっているのですか?」
本当は一度受診してみるのがおススメです。
ただし、無料相談の医院以外は費用が発生しますね。
アポ無しで医院に行って、医院スタッフに歯のことで困っていると話し、さり気なくインプラントの年間症例数を聞く方法も考えられます。
ただし、多忙な時間は避けましょう。昼休みの前後あたりが狙い目ですね。
ただ、逆にインプラントの症例数が尋常でなく多いところは、抜かなくてよい歯を抜いてインプラントしている可能性があるので、ひとりの歯科医師が年間に1000本以上もインプラントしているとしたら、ちょっとどうなの?と疑います。 -
ガイディッド・サージェリーによる歯ぐきを切らないフラップレス手術って、本当に痛みもなく、どんな患者さんに対してもできるのですか?
ガイディッド・サージェリーによる歯ぐきを切らないフラップレス手術
ガイディッド・サージェリーとは、あらかじめCT で患者さんの顎の状態を撮影したものを専用ソフトを使って、手術用のシーネとかステントといったインプラントを入れるガイドになるプラスチック製のマウスピースのことです。
例えば、歯が全くない人にインプラントする場合、左右の中切歯、犬歯、第2小臼歯に合計6本の人工歯根を入れるとします。
事前にCTで、ここは骨の量が十分あるし、神経からも十分に距離があるから安全とか、神経を避けてインプラントを20度傾斜させて入れるなどと、治療計画をたてその計画通りの位置にきちんとインプラントを入れられるようなガイドを作るのです。
ケースによっては、歯ぐきを切らないフラップレス手術ができる場合もあります。
しかしながら、このガイディッド・サージェリー、必ずしも正しい場所にピンポイントでインプラントできるわけではないことがわかってきました。
1ミリくらいの誤差があるのはよくあることで、場合によっては何と7ミリもずれた位置にインプラントしてしまった、という事例も報告されています。
また、フラップレス手術というと切開しないから痛みも少ない手術と、何となく患者受けする表現ですが、実際に歯ぐきの立体的な形と骨の形とは全く別物であり、歯ぐきを開いて 骨の状態をきちんと把握して手術したほうが結果的に手術時間も治療期間も短くてすんだという報告もあります。
無歯顎、つまり全く歯がない方に、ガイディッド・サージェリーを使って、フラップレス手術、つまり歯ぐきを切らないでオペできたのは、全体のわずか6分の1というレポートもあります。
最終的には、器械がすべてやってくれるわけでは決してなく、人間の診断と技量がものを言うのです。 -
インプラントにかぶせる歯・冠は何がおススメですか?
インプラントを入れたあと最終的には歯・冠を入れてきちんと噛めるようにし、見た目も回復するわけですが、どのようなものを入れるかということが大切です。
というのは、天然歯に比べてインプラントはより強く噛めてしまう、言い換えれば強い力が出てしまうので、よく噛めるということは良いことでもあるが、何事でも程々が良いということはこの場合にも当てはまり、強すぎる咬合力が出ると歯・冠が壊れてくるということがしばしば起こります。
もう少し専門的なことを言うと、天然歯は顎の骨に直接付いているのではなく、歯根膜という一種のクッションのようなもので顎に植わっているのですが、インプラントの場合、このクッションに当たるものがなく、直接 顎の骨にくっついています。
従って、噛んだ力がダイレクトにインプラント及び冠に加わるのです。
もちろん、元あった歯と同じ白くて自然な歯を入れるのが良いわけですが、いくら綺麗な歯でも壊れてしまったらやり直しが必要です。
自分が患者の立場だったら、一番奥の歯、つまり大臼歯は迷わず高品位の金属冠を入れます。絶対に壊れないし、適度にすり減ってくれる、それに何と言ってもインプラントとの適合が抜群だからです。
前歯なら、ジルコニアのオールセラミックス・クラウンですね。ジルコニアの冠にもいくつかの種類がありますが、ものによっては天然歯のエナメル質と同じくらいの硬さで滅多なことでは壊れないし、適合がかなり良いです。
ジルコニアのオールセラミックス・クラウンは、工業界で広く使われている CAD/CAM という技術を使って作ります。
ただ残念なことは、患者さんの予算の関係でどこかで妥協せざるを得ないこともあることです。
その場合でもまずは壊れない、丈夫であることを最重視、前歯でも長い歴史のあるセラミックス冠を入れることも可能です。
その方のお口の中の状況などに合わせて色々なプランを提示させて頂きますので、どのようなことでも遠慮無くお問い合わせ下さい。
インプラント臨床歴27年、国際人工歯根学会の認定医である院長 原田幹夫はこれまで自院及び、国内外の学会・セミナーを通じて色々な事例を見てきました。
きっと皆様のお役に立てます。 -
オールオンフォー(All on 4) で1本のインプラントがダメになったら?
オールオンフォー(All on 4)とは、歯が全くない人に総入れ歯の代わりにわずか4本のインプラントで10本分の歯を入れて噛めるようにする方法です。 2011年に参加したインプラントのアドバンスコースで 私よりはるかにインプラント経験豊富な先生がはっきり言ってました。
オールオンフォー(All on 4) は、オールオアナッシング(All or nothing)だと。
そうです。たった4本のインプラントで10本分の歯を作るのですから、4本のうち1本でもダメになれば、残り3本で10本分の力を受けるのですから、長持ちするはずがありません。
実際、私の知っているインプラント認定医の先生でも 数例手がけてからオールオンフォー(All on 4)をやめた先生が何人かいます。
しかし、何でこんなことがわからないのでしょう。ちょっと考えればおかしいとすぐわかるはずです。 ある著名なコンサルタントが言ってましたが、この「ちょっと待てよ?」「何か変だな?」という感覚は大事にしたいと思います。 国内外の有名な先生がいいって言っていたからというだけで、 10年以上の実績に乏しい処置を導入するなんて……。
ピュアスマイル原田歯科クリニックでは、今後も 決して新しいものにすぐ飛びつくのでなく、安心安全をテーマに仕事をしてゆきます。 -
オール・オン・フォー(ALL on 4 )っていいんですか?
歯が全くない人の治療について 一時期4本のインプラントで10本分の歯を作り咀嚼を回復する オール・オン・フォー ALL on4という治療法が マスコミでも取り上げられて 一般の方からも問い合わせをいただいたことがあります。
インプラントの国際学会であるICOIでも ある年のポスター発表で ALL on 4 に関する発表が多数掲示されたことがありました。
ところが翌年の学会では ピタっと消えてしまいました。
ちょっと考えてみればわかることですが、歯が全くない人に たった4本のインプラントで10本の歯を作ることは 良い条件が重なれば可能でしょう。
しかし、例えばあなたがもし左手を骨折した場合 通常医師は約1ヶ月ギブスをはめて 自分の体の治る力で骨がつくのを待つよう患者に指示するはずです。
まさか、もしかしたら1週間で骨がつくかもしれないから 左手を使わないように気をつけてくれるなら ギブスをはずしてみましょうかとは言わないはずです。
同じようにインプラントと顎の骨が一体化するのには 自分の体の治る力で3ヶ月から6ヶ月待つことが 生物学的には必要であり、いくら固いものを噛まないように患者に指示したからといって インプラントを入れた日にすぐに噛めるようにしたら うまくいかないケースが出てくるのは当然ですよね。
実際、トラブルになっているケースもあると聞いております。
それよりも少なくとも6本のインプラントを入れて きちんと3ヶ月以上安静にして その間は仮の入れ歯を入れてしのいでもらい、その後インプラントと骨が一体化したのを確認してから 歯を入れれば恐らく100% 近く上手くいくのであるから 長い人生のうち3ヶ月くらいは待ってもらうようにしたほうがよいです。
実際海外留学経験もあり、米国の有名大学の歯学部の講師をしている ある歯科医師によると ALL on 4 を多数やっているのは日本と開発者のドクター・マロの 出身地ポルトガルくらいであり、しかも ALL on 4 用のインプラントである ブローネマルクインプラントは表面性状が一世代前のものであり、 今は骨とのつきが改良されたインプラントが出ているわけであるからあえてたった4本のインプラントで冒険するのでなく できれば6本きちんと長持ちする人工歯根を入れたほうが 患者さんにとってメリットがあると考えています。
このオール・オン・フォー ALL on 4 というネーミングは わかりやすいし見事です。
ただ、それが良いものであるかどうかは別の話です。
つまり、オール・オン・フォー( ALL on 4)よりも 6本インプラントを入れてオール・オン・シックス( ALL on 6)にしたほうが はるかに長持ちしてよく噛めると認識しています。 -
インプラントを入れた後、寝たきりになったらどうするんですか?
インプラントに否定的な先生から「寝たきりになったらどうするんだ」と聞かれたことがあります。
私は「寝たきりは関係ない」と言っています。
「患者さんが生きて社会生活を営めるときに、大きく口を開けて笑って,何でも食べられるのと、なるべく寝たきりにならないための健康維持が目的だから」と。
逆に入れ歯を装着した状態で病院に入院したら、まず誤嚥性肺炎の予防対策で絶対はずされるわけですよ。
はずされると摂食機能がなくなりますね。
そうしたら後は流動食や点滴による栄養補給になって、どんどん噛むことがなくなってくる。
そうすると,脳血流量が低下するから認知症になる確率が高い。
これは論文にもなってますよ。
歯がある人と入れ歯の人では,どちらが認知症になりやすいかといったら、やっぱり入れ歯の人がなりやすい。
特に入院したら入れ歯さえもはずされてしまうのでさらに拍車がかかりますよ。
だから寝たきりになったら,もう入れ歯だろうが何だろうが構わないわけですよ。
今を生きて生活を営んでいるときに人と楽しく会話して、美味しく食べられることが重要なんですよ。
入れ歯の人は、結婚式が嫌だと言います。
なぜかというと、色々な人が食事を食べている中で、自分のスピードが一番遅い。
そして食べ物を選ばなければならない。
食べた後どうしても気持ちが悪いから席を立ってトイレに行かなければならない。それがなくなったらうれしい。
「じゃあ今何が楽しみですか?」と言ったら、「入れ歯の友達の前で思いっきりおしんこをたべること」(笑) -
もう高齢なので入れ歯のほうがよいのでは?
知り合いの先生の患者さんでインプラント治療して2年後に亡くなった方がいました。
せっかく治療したのに2年しかもたなかったのと同じですね。
ただ、その患者さんの息子さんが来て「おふくろは死ぬまで何でも食べられて幸福だったと思います」と言ってくれました。
すごくうれしかったそうです。
インプラント治療はQOL の向上ですよ。
私の一番の目的は患者さんのQOL の向上、維持と咀嚼機能回復による生活習慣病の予防です。 -
他の医院でワンピース型のAQBインプラントを入れた知り合いがいて、歯ぐきのところに銀色のものが見えてきたと言ってきたが安いインプラントだから仕方がないのか?
1回法のインプラントでは、ご質問のように冠とインプラントの境目のところがいまひとつな状況にならざるを得ないことがあります。
こうしたことは、奥歯ではあまり問題にならないのですが、前歯は見た目がとても大事ですから、当クリニックでは前歯の場合は審美性を重視して2回法のインプラントを入れるケースが多いです。
つまり、前歯も奥歯も歯が抜けている人の場合、奥歯は機能重視で1回法のAQB インプラント、前歯は見た目を重視で2パートインプラントと2種類のインプラントが入っているケースもよくあります。
また、顎がやせていて細い、または短いインプラントしか入らない、従って1回法のAQB などでは初期固定がむずかしいと判断した場合は、2回法を選択しております。
こうしたことは、ホームページに詳細を記載するのはむずかしいので、個別にご相談させていただいております。 -
以前、サイナスリフト、GBRという骨造成法の 手術を受けたのですが、術後に腫れたので できればしたくないのですが……。
サイナスリフト、GBRといった骨造成法は 90年代からよく行われており、当クリニックでも数多く実施しております。
最近では技術の進歩により、 こうした骨造成法を必ずしもやらなくても 既存の骨を利用してインプラントできるケースが かなり増えてきました。
実際、造成した骨が20年後、30年後に きちんと機能しているかはわからないことがあり(20年後、30年後のことは誰にもわからないという意味です)、 それならば既存の骨を利用してきちんと インプラント補綴できるなら、あえて手間と時間をかけてサイナスリフト、GBRといった骨造成をやらないですむなら、必ずしもやらないようになる傾向があります。
ただもちろんケースによっては、サイナスリフト、GBRといった骨造成が必要です。 -
OAM(大口式)インプラントは やっていますか?
はい、実施しております。
OAM(大口式)インプラントについてはここに記載されていますが、従来であれば、骨移植や骨造成といったおおがかりな 処置をしなくても、OAM(大口式)テクニックを駆使することにより、骨の量が少ない人にインプラントができるようになっています。
ただし、原則的に2回法のインプラントが対象です。 -
先生、そんな金属の棒を体に入れて大丈夫なんですか?
心配ですよね。
インプラントの素材であるチタンを顎の骨は味方だと思って骨のほうからくっついてくるのですよ。 -
将来、インプラントが保険導入にならないかしら?
インプラントって決して安くないですよね。
保険導入ですか?もしそうなったら、保険料が2倍になるでしょうね。そうなると、歯の良い人は怒るでしょう。だから、導入されることはないでしょうね。 -
インプラントが取れちゃうとか、トラブルはないんですか?
インプラントの成功率は約97% と言われています。
つまり、3%くらいはうまくいかないのです。これって意外と多い数字なのですよ。100人のうち3人ですからね。もしそうなったら、もう1回やればよいです。3%が2回起こることはめったにないです。 -
痛くはないんですか?
歯を抜いた時も麻酔したので痛くなかったですよね。
麻酔して効いていれば、感触があるかもしれませんが、痛くないです。もし、痛んだら麻酔を追加します。そうですね、抜歯とむし歯の治療を足して2で割ったくらいの弱さですかね。 -
手術したことがないんで、怖いんですが、、、
すでに手術を経験してますよ。歯を抜くのも手術のひとつですよ。
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手術したら腫れたんですけど、大丈夫なんですか?
腫れるのは悪いことではないです。
人間の体が治そうとして起こる正常の反応です。体が一所懸命治そうとしている反応です。ただ、人によって反応の出方に差があります。 -
色々と報道されてますけど、インプラントって本当に大丈夫なんですか?
お医者さん(病院)でも手術中に亡くなっている事例は残念ながらあります。
1例出たのは確率としては低いです。しかし、こういうことが起きたのは悲しいですね。 -
トラブルがあったときは保守があるのでしょうか?
(10年保守について)10年しか持たないものに10年保守はつけないです。
電化製品でも半年とか1年の保守でも普通はもっと持つでしょ。長く持つようにきちんとメンテナンスしていきましょうね。